【現役助産師解説】妊娠13週の妊婦の症状・体の変化・赤ちゃんの成長

妊娠早見表

妊娠13週目の大切なポイントをまとめました!内容は本文で詳しく解説していきますね。

何ヶ月に相当?妊娠4ヶ月
妊婦健診の頻度妊娠4週間に1回
妊婦健診の内容尿の検査血圧測定
体重測定腹エコー
赤ちゃんの大きさレモンくらいの大きさ
身長:約7.5〜8cm
体重:約25〜35g
赤ちゃんの成長・顔の表情がはっきりし、眉毛や髪の毛が生え始める
・耳の位置が定まり、聴覚が発達する​
体に起こる症状めまい 頭痛 便秘
注意すること・適切な栄養摂取: 鉄分、カルシウム、ビタミンなどの栄養素をバランスよく摂取する。
・つわりの軽減: 小分けにして食事を摂る、炭酸飲料や氷をなめるなどの対策を試す。
ToDoリスト・妊婦健診
・必要なサプリメントの確認と摂取(例:鉄分、カルシウム)
・出産準備品のリスト作成

総監修:加賀みなみ 現役助産師
資格:助産師国家資格・看護師国家資格・受胎調節実施指導員・新生児蘇生法A・桶谷式乳房管理法・BSケア
大学病院・クリニック・母乳育児相談室で1万人以上のママ・赤ちゃんのケアに関わる

妊娠13週目に入ると、安定期が近づき、体調が少しずつ落ち着いてくる方も多い時期です。この時期、赤ちゃんはさらに成長し、ママの体にも新しい変化が出てきます。つわりが軽くなり、食欲が戻ってきたと感じる方もいるかもしれませんね。妊娠生活にも少し慣れて、赤ちゃんとの日常が少しずつ楽しく感じられる頃です。ここでは、妊娠13週目のママの体の変化や赤ちゃんの発達について、詳しくお伝えします。これからの妊娠生活をもっと安心して過ごせるよう、一緒に確認していきましょう!

妊娠13週目で知っておきたいこと

ここからは、妊娠月数の数え方や妊婦健診の頻度、妊娠13週目に行われる検査など、重要な情報を詳しくご紹介します。安心して妊娠生活を送るために、ぜひ参考にしてください。

妊娠13週目は何ヶ月?

妊娠13週目は、妊娠4ヶ月の中頃にあたります。妊娠の週数は最後の月経の開始日を基準に数えられるため、実際の妊娠期間と少しずれることがありますが、一般的には妊娠4ヶ月の真ん中の時期です。

妊婦健診の頻度

妊娠13週の妊婦健診は「4週間に1回」のペースで行われます。

妊娠13週に行う検査

検査内容検査をする目的正常値
尿の検査尿中にたんぱくや糖が出ていないかをみるためどちらも陰性
血圧測定血圧の変動を確認するため140/90mmHg未満
体重測定体重の推移を記録するため週に300〜500g

腹部エコー

妊娠13週目になると、赤ちゃんの成長がさらに進み、エコー検査で確認できることも増えてきます。この時期には、腹部エコーが主に行われるようになります。お腹の上から行うエコー検査で、赤ちゃんが順調に育っているか、いくつかのポイントをチェックします。エコー画面では、赤ちゃんが手足を動かしている様子や体の輪郭がよりはっきりと見えるようになり、赤ちゃんの成長を感じる貴重な時間になりますよ。リラックスして楽しんで受けてくださいね。

  • 赤ちゃんの大きさと成長具合
    妊娠13週目の腹部エコーでは、赤ちゃんの大きさや成長具合を確認します。この時期の赤ちゃんは、頭からお尻までの長さ(CRL)が約7〜8cmと急成長中です。エコーで測定されたサイズを確認すると、赤ちゃんが順調に育っている様子がわかり、安心しますね。
  • 手足の動きや姿勢
    13週目のエコーでは、赤ちゃんが手足を元気に動かす姿がしっかりと映ります。小さな手を動かしたり、足を伸ばしたりする様子を見ていると、赤ちゃんが元気であることを感じられて嬉しくなります。また、赤ちゃんがどんな姿勢でお腹の中にいるのかを確認することで、ママとしての実感もますます深まりますね。
  • 心拍の確認
    エコーでは、赤ちゃんの心拍がしっかりと確認できます。小さな心臓が規則的に動いている姿は、赤ちゃんが元気に成長している証です。力強く響く心拍音を聞くと嬉しくなりますね。
  • 骨格の発達
    妊娠13週目になると、赤ちゃんの骨格がさらにしっかりしてきます。背骨のラインや頭の形、手足の骨がエコーで確認できるようになり、赤ちゃんの成長が一段と実感できる時期です。

妊娠13週目のママの症状

妊娠13週目によく起こる症状としては、めまい 頭痛 便秘 があります。

該当する症状があれば、タップして対処方法をチェックしてみてくださいね。

妊娠13週目の赤ちゃんの成長・発達

次に、気になる赤ちゃんの成長と発達について詳しく見ていきましょう!

赤ちゃんの大きさ

妊娠13週目の赤ちゃんはまだとても小さく、身長:約7.5〜8cm体重:約25〜35gです。
食べ物に例えると「レモン」くらいの大きさです。

赤ちゃんの発達(エコーで見えるもの)

妊娠13週目に入ると、赤ちゃんの成長がさらに進み、エコー検査で確認できることも一段と増えてきます。この時期には、赤ちゃんの心拍が力強く確認でき、手足の動きや姿勢もよりはっきり見えてきます。エコーを通じて赤ちゃんが元気に育っている様子を実感できると、安心感が湧いてきますね。

ここからは、妊娠13週目のエコー検査で確認できる赤ちゃんの発達について、詳しくお話ししていきます。赤ちゃんの成長をしっかりと確認しながら、妊娠生活を楽しんでくださいね。

  • 顔の表情がはっきりし、眉毛や髪の毛が生え始める
    妊娠13週目になると、赤ちゃんの顔の表情がはっきりとしてきます。これまではぼんやりとしていた顔の輪郭が、より赤ちゃんらしい形になり、眉毛や髪の毛も少しずつ生え始めます。赤ちゃんの小さな顔に特徴が現れ、ママとしても一層愛おしく感じる時期かもしれませんね。赤ちゃんが少しずつ自分の姿を作り上げていく様子を想像すると、とても感動的です。
  • 耳の位置が定まり、聴覚が発達する
    妊娠13週目には、赤ちゃんの耳の位置が定まり、聴覚も発達してきます。耳がちょうど頭の横に位置し、これから少しずつ音を感じ取る準備を始めます。赤ちゃんはお腹の中で周りの音に反応し始め、ママの声や心音が心地よく響いていることでしょう。これからの成長がますます楽しみになる時期ですね。

妊娠13週に気をつけること・過ごし方

妊娠13週目に入り、体調が少し安定してくる方も多い時期です。それでも、まだ気をつけておきたいポイントがいくつかあります。この時期は、赤ちゃんの成長をサポートしながら、自分の体を大切に過ごすことが大切です。少しでも安心して妊娠生活を楽しめるよう、ぜひ参考にしてください。

  • 適切な栄養摂取: 鉄分、カルシウム、ビタミンなどの栄養素をバランスよく摂取する
    妊娠13週目に入ると、赤ちゃんの成長がさらに進むため、ママの体にもより多くの栄養が必要になります。特に鉄分、カルシウム、ビタミンといった栄養素は、赤ちゃんの発育とママの健康を支えるためにとても大切です。鉄分はほうれん草やレバー、カルシウムは牛乳やチーズ、ビタミンは新鮮な野菜や果物に多く含まれています。食事を通してこれらの栄養素をバランスよく摂ることで、ママも赤ちゃんも健やかに過ごせます。無理のない範囲で、食事を楽しみながら栄養をしっかり取り入れてくださいね。
  • つわりの軽減: 小分けにして食事を摂る、炭酸飲料や氷をなめるなどの対策を試す
    妊娠13週目になると、つわりが続いているママもいるかもしれません。つわりを少しでも軽くするために、いくつかの対策を試してみましょう。例えば、食事を一度にたくさん食べるのではなく、少量ずつ小分けにして食べると胃に優しく、負担が軽減されます。また、炭酸飲料を少し飲んだり、氷をなめたりすることで、気分がすっきりすることもあります。自分に合った方法を見つけて、少しでも楽に過ごせるように工夫してみてくださいね。

妊娠13週目にすべきこと

次は、妊娠13週目にしておきたいポイントを一緒に確認していきましょう!

  • 妊婦健診
    妊娠13週目に入ったら、定期的に妊婦健診を受けることがとても大切です。妊婦健診では、赤ちゃんの成長やママの健康状態を確認し、安心して妊娠生活を進めるためのサポートを受けられます。健診を受けることで、赤ちゃんが順調に育っていることを確認できて、ママも安心できますよ。次の健診日を楽しみにしながら、妊娠生活を続けてくださいね。
  • 必要なサプリメントの確認と摂取(例:鉄分、カルシウム)
    妊娠13週目になると、赤ちゃんの成長が進むため、ママの体にも多くの栄養が必要になります。食事だけでは補いきれない場合、サプリメントを活用するのも一つの方法です。
  • 出産準備品のリスト作成
    妊娠13週目に入ると、そろそろ出産に向けた準備を少しずつ始める時期です。必要なものをリストアップしておくと、後から慌てずに済みます。ベビー服やおむつ、哺乳瓶など、赤ちゃんのための準備品をリストにまとめておくと安心です。また、ママ自身の出産準備も忘れずに考えておきましょう。早めに準備を始めることで、心に余裕を持って出産に臨むことができますよ。

妊娠13週目に入り、赤ちゃんの成長をますます実感できる時期ですね。これからも少しずつ変化していく自分の体と向き合いながら、無理せずにマイペースで過ごしていきましょう。赤ちゃんもママも、しっかりとした絆でつながりながら、一歩一歩成長しています。不安なことや心配なことがあれば、いつでも気軽に相談してくださいね。あなたが安心して妊娠生活を楽しめるよう、いつでも応援しています。

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