妊娠16週目の大切なポイントをまとめました!内容は本文で詳しく解説していきますね。
総監修:加賀みなみ 現役助産師
資格:助産師国家資格・看護師国家資格・受胎調節実施指導員・新生児蘇生法A・桶谷式乳房管理法・BSケア
大学病院・クリニック・母乳育児相談室で1万人以上のママ・赤ちゃんのケアに関わる
妊娠16週目に入ると、いよいよ安定期に近づき、体調が落ち着いてくる方が増えてきます。つわりが少し和らぎ、これまでの辛さから少し解放される時期ですね。赤ちゃんはさらに成長し、ママのお腹も少しずつふっくらとしてくる頃です。この時期は、妊娠生活のリズムがつかめてきて、ママ自身も少し余裕を持てるようになるかもしれません。ここでは、妊娠16週目のママの体の変化や赤ちゃんの発達について、詳しくお伝えします。これからの妊娠生活を快適に過ごすためのヒントを一緒に見ていきましょう!
妊娠16週目で知っておきたいこと
ここからは、妊娠月数の数え方や妊婦健診の頻度、妊娠16週目に行われる検査など、重要な情報を詳しくご紹介します。安心して妊娠生活を送るために、ぜひ参考にしてください。
妊娠16週目は何ヶ月?
妊娠16週目は妊娠5ヶ月の初めにあたります。妊娠の週数は、最後の月経の開始日を基準に数えるため、実際の妊娠期間と少しずれることがありますが、一般的には妊娠5ヶ月に入ったばかりの時期です。
妊婦健診の頻度
妊娠12週の妊婦健診は「4週間に1回」のペースで行われます。
妊娠16週に行う検査
検査内容 | 検査をする目的 | 正常値 |
尿の検査 | 尿中にたんぱくや糖が出ていないかをみるため | どちらも陰性 |
血圧測定 | 血圧の変動を確認するため | 140/90mmHg未満 |
体重測定 | 体重の推移を記録するため | 週に300〜500g |
腹部エコー
妊娠16週目になると、赤ちゃんの成長がさらに進み、エコー検査で確認できることが増えてきます。この時期からは、腹部エコーでの検査が中心となります。お腹の上から行うエコー検査で、赤ちゃんが元気に育っているか、さまざまなポイントをチェックします。赤ちゃんの手足の動きや表情がよりはっきりと見られる時期でもあり、成長を感じることでママの気持ちもより前向きになれますね。リラックスして、エコーの時間を楽しんでください。
- 赤ちゃんの大きさと成長具合
妊娠16週目の腹部エコーでは、赤ちゃんの成長がさらにしっかりと確認できます。この時期、赤ちゃんは頭からお尻までの長さ(CRL)が約11〜13cmほどになり、体重も順調に増えています。エコーでは、赤ちゃんが標準的な成長曲線に沿って成長しているかをチェックします。エコー画面で成長具合がはっきりと見られるので、ママも安心できますね。
- 手足の動きと姿勢
妊娠16週目になると、赤ちゃんはさらに活発に動くようになります。エコーでは、手足を元気に動かしたり、顔を触る姿が確認できることも。このような動きが見られると、赤ちゃんが元気に成長していることが実感でき、ママとしてのつながりをより深く感じられますね。
- 心拍の確認
エコーでは、赤ちゃんの心拍も確認します。16週目になると心拍のリズムがさらに安定し、エコー画面で心臓の動きがはっきりと見えることが多いです。元気に鼓動を打つ心臓を見ることで、赤ちゃんの順調な成長を実感でき、安心感が広がりますね。
- 骨格や内臓の発達
この時期、赤ちゃんの骨格はさらにしっかりとしてきます。エコーで背骨や肋骨、手足の骨が鮮明に映し出され、頭の形もよりはっきりとしてきます。また、内臓の発達具合も確認でき、赤ちゃんの健康状態をしっかりチェックすることが可能です。
妊娠16週目のママの症状
妊娠16週目によく起こる症状としては、めまい 頭痛 便秘 痔 腰痛があります。
該当する症状があれば、タップして対処方法をチェックしてみてくださいね。
妊娠16週目の赤ちゃんの成長・発達
次に、気になる赤ちゃんの成長と発達について詳しく見ていきましょう!
赤ちゃんの大きさ
妊娠16週目の赤ちゃんはさらに成長し、身長は約11〜12cm、体重は約100gになります。
食べ物に例えると「りんご」くらいの大きさです。
赤ちゃんの発達(エコーで見えるもの)
妊娠16週目に入ると、赤ちゃんの成長がさらに進み、エコー検査で確認できることが増えてきます。
この時期になると、赤ちゃんの手足の動きがはっきり見えたり、顔の表情がエコーで捉えられることもあります。体つきも少しずつしっかりしてきて、赤ちゃんの健康状態を確認しやすい時期です。赤ちゃんが元気に動いている姿を見ると安心しますね。
ここからは、妊娠16週目のエコー検査で確認できる赤ちゃんの発達について、詳しくお話ししていきます。
- 骨格がしっかりと形成され、筋肉も発達する
妊娠16週目に入ると、赤ちゃんの骨格がますますしっかりと形成されてきます。これまで柔らかかった骨が少しずつ硬くなり、体全体を支える準備が進んでいます。また、筋肉も発達し始め、赤ちゃんの体が少しずつ力強くなってきます。これからどんどん成長していく赤ちゃんの体が、着実に形作られていく様子を想像すると、なんだかワクワクしますね。赤ちゃんが自分の体を作り上げているこの大切な時期を、心の中で温かく見守ってくださいね。
- 赤ちゃんの動きがママにも感じられることが多くなる
妊娠16週目になると、赤ちゃんの動きがママにも感じられるようになることが多くなります。お腹の中で元気に動いている赤ちゃんの存在を、少しずつ実感できる時期ですね。最初は「今のが胎動かな?」と不思議に感じるかもしれませんが、少しずつその感覚に慣れていくと、赤ちゃんとのつながりを一層強く感じることができるようになります。赤ちゃんが元気に動いている姿を感じ取ることで、ママにとっても大きな喜びとなるはずです。日々の胎動を感じながら、赤ちゃんとの絆を育んでいってくださいね。
妊娠16週に気をつけること・過ごし方
妊娠16週目に入り、体調がさらに安定してくる方も増えてくる時期です。それでも、まだ気をつけておきたいポイントがいくつかあります。この時期は、赤ちゃんの成長が著しく、ママ自身も体の変化を実感しやすい時期です。無理をせず、赤ちゃんと自分の体を大切にしながら、穏やかに過ごすことが大切です。安心して妊娠生活を楽しめるよう、ここでのポイントをぜひ参考にしてくださいね。
- 妊婦健診: 定期的に妊婦健診を受け、胎児の成長を確認する
妊娠16週目に入ったら、定期的な妊婦健診を受けることがとても大切です。妊婦健診では、赤ちゃんの成長やママの健康状態をしっかりと確認します。健診を通じて、赤ちゃんが順調に育っていることを知ると、ママも安心できますよね。健診の際には、赤ちゃんの姿を見たり、成長を確認したりすることで、ますます赤ちゃんとの絆が深まります。何か気になることがあれば、遠慮せずに医師に相談してくださいね。
- 出血や痛みに注意: 異常な出血や強い腹痛がある場合は病院へ相談する
妊娠16週目には、赤ちゃんが順調に成長している一方で、体の変化に伴う不安も出てくるかもしれません。もし、異常な出血や強い腹痛を感じた場合は、すぐに病院へ相談しましょう。これは、ママと赤ちゃんの健康を守るためにとても大切なことです。些細なことでも不安を感じたら、無理をせず、早めに医師に相談してくださいね。赤ちゃんのためにも、ママ自身の体を大切にしながら、安心して妊娠生活を続けてください。
妊娠16週目にすべきこと
次は、妊娠16週目にしておきたいポイントを一緒に確認していきましょう!
- 妊婦健診
妊娠16週目に入ったら、定期的な妊婦健診をしっかりと受けることがとても大切です。妊婦健診では、赤ちゃんが順調に成長しているかどうかや、ママの体調に問題がないかを確認します。健診は、ママと赤ちゃんが健康であることを確認する大切な機会ですので、リラックスして受けてくださいね。赤ちゃんの成長を確認するたびに、少しずつ赤ちゃんとの絆が深まっていくのを感じるかもしれません。
- AFP検査(母体血清中のアルファフェトプロテインを測定)を受けることができる
妊娠16週目には、AFP検査を受けることができます。AFP検査は、ママの血液中に含まれるアルファフェトプロテインという成分を測定する検査です。この検査を通じて、赤ちゃんの健康状態を確認することができます。検査自体は簡単で、採血を行うだけなので、希望される場合は安心して受けてくださいね。検査結果については、医師が丁寧に説明してくれるので、わからないことがあれば何でも質問してみてください。
- 出産準備の継続
妊娠16週目に入ると、出産に向けた準備を少しずつ進めることが大切です。ベビー用品のリストアップや、必要なアイテムの購入など、少しずつ準備を進めておくと安心です。早めに準備を整えることで、出産に向けた心の準備も一緒に進めることができます。無理をせず、自分のペースでゆっくりと準備を進めていきましょう。準備をしている時間も、赤ちゃんが来る日を楽しみにしながら、心地よく過ごしてくださいね。
妊娠16週目に入り、赤ちゃんの成長がますます楽しみになってきましたね。これからも、無理をせず自分のペースで妊娠生活を楽しんでください。赤ちゃんとのつながりを感じながら、少しずつ進んでいく日々を大切にしてくださいね。不安や疑問があれば、いつでも気軽に相談してください。
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