【現役助産師解説】妊娠22週の妊婦の症状・体の変化・赤ちゃんの成長

妊娠早見表

妊娠22週目の大切なポイントをまとめました!内容は本文で詳しく解説していきますね。

何ヶ月に相当?妊娠6ヶ月
妊婦健診の頻度妊娠4週間に1回
妊婦健診の内容尿の検査血圧測定
体重測定腹エコー
赤ちゃんの大きさパパイヤくらいの大きさ
身長:約27〜31cm
体重:約500〜700g
赤ちゃんの成長・赤ちゃんの顔の特徴がさらにはっきりしてくる
・手足の動きが活発になり、指先で物をつかむことができるようになる
体に起こる症状めまい 頭痛 便秘 腰痛 むくみ
注意すること・出血や痛みに注意: 異常な出血や強い腹痛がある場合は病院に連絡する
・便秘対策: 食物繊維と水分を十分に摂る
ToDoリスト・妊婦健診
・体重管理
・出産準備品の購入

総監修:加賀みなみ 現役助産師
資格:助産師国家資格・看護師国家資格・受胎調節実施指導員・新生児蘇生法A・桶谷式乳房管理法・BSケア
大学病院・クリニック・母乳育児相談室で1万人以上のママ・赤ちゃんのケアに関わる



妊娠22週目に入ると、安定期の中盤に差し掛かり、ママの体もますます変化していきます。お腹のふくらみが目立ち始め、赤ちゃんの動きをより強く感じる方も多いのではないでしょうか。この時期、赤ちゃんの成長は著しく、ママ自身の体調も比較的落ち着いてきます。妊娠生活のリズムが少しずつ整い、出産に向けた準備も考え始める時期ですね。ここでは、妊娠22週目のママの体の変化や赤ちゃんの発達について詳しくお伝えします。これからの妊娠生活をさらに快適に過ごすためのヒントを一緒に見ていきましょう!

妊娠22週目で知っておきたいこと

ここからは、妊娠月数の数え方や妊婦健診の頻度、妊娠22週目に行われる検査など、重要な情報を詳しくご紹介します。安心して妊娠生活を送るために、ぜひ参考にしてください。

妊娠22週目は何ヶ月?

妊娠22週目は妊娠6ヶ月の半ばにあたります。

妊婦健診の頻度

妊娠22週の妊婦健診は「4週間に1回」のペースで行われます。

妊娠22週に行う検査

検査内容検査をする目的正常値
尿の検査尿中にたんぱくや糖が出ていないかをみるためどちらも陰性
血圧測定血圧の変動を確認するため140/90mmHg未満
体重測定体重の推移を記録するため週に300〜500g

腹部エコー

妊娠22週目になると、赤ちゃんの成長が一層進み、エコー検査で確認できることが増えてきます。この時期のエコー検査では、赤ちゃんの体つきがよりはっきりと見え、心臓や内臓の発達具合も詳しくチェックできます。赤ちゃんの動きがますます活発になり、元気に手足を動かしている姿がエコー画面に映ることも多いです。リラックスして検査を受けてくださいね。

  • 赤ちゃんの大きさと成長具合
    妊娠22週目の腹部エコーでは、赤ちゃんの大きさがさらにしっかりと確認できます。この時期、赤ちゃんの身長は約27〜31cm、体重は約500〜700gほどに成長しています。エコーでは、頭の大きさや手足の長さなどを測りながら、赤ちゃんが順調に成長しているかを確認します。赤ちゃんが大きくなっている様子を見て、ママも安心し、成長を実感できますよ。
  • 心臓と血流の確認
    22週目になると、赤ちゃんの心臓の構造がさらに明確に見えるようになります。エコーでは、4つの部屋に分かれた心臓がしっかりと確認でき、血液が規則正しく流れている様子を観察します。力強く動く心臓を見て、赤ちゃんが元気に成長していることを感じられる瞬間です。
  • 赤ちゃんの動きと姿勢
    この時期のエコーでは、赤ちゃんがますます活発に動いている様子が見られます。手足を伸ばしたり、体をひねったりする姿が鮮明に映し出され、赤ちゃんが元気に動き回っていることがわかります。エコーを通じて赤ちゃんの元気な姿を確認できるのは、とても嬉しいですね。
  • 内臓や脳の発達状況の確認
    22週目のエコーでは、赤ちゃんの内臓や脳の発達具合も詳細に確認します。この時期には、脳の発達が進んでおり、五感もさらに鋭くなっています。視覚や聴覚が発達し始め、明るさや音に反応するようになるのもこの頃です。さらに、肺の発達も進み、赤ちゃんは羊水を吸い込んで呼吸の練習をしている様子が見られることもあります。

妊娠22週目のママの症状

妊娠22週目によく起こる症状としては、めまい 頭痛 便秘 腰痛 むくみ があります。

該当する症状があれば、タップして対処方法をチェックしてみてくださいね。

妊娠22週目の赤ちゃんの成長・発達

次に、気になる赤ちゃんの成長と発達について詳しく見ていきましょう!

赤ちゃんの大きさ

妊娠22週目の赤ちゃんは身長:約27〜31cm体重:約500〜700gです。
食べ物に例えると「パパイヤ」くらいの大きさです。

赤ちゃんの発達(エコーで見えるもの)

妊娠22週目に入ると、赤ちゃんの成長がさらに進み、エコー検査で確認できることが増えてきます。赤ちゃんの性別がわかることも多くなり、体の細部までしっかりと観察できる時期です。赤ちゃんの動きが活発になり、手足を伸ばしたり、お腹の中で回転したりする様子をエコーで見ることができるので、赤ちゃんが元気に育っているのを実感できて安心できますね。

ここからは、妊娠22週目のエコー検査で確認できる赤ちゃんの発達について、詳しくお話ししていきます。

  • 赤ちゃんの顔の特徴がさらにはっきりしてくる
    妊娠22週目になると、赤ちゃんの顔の特徴がさらに明確になってきます。これまでも少しずつ整ってきた顔立ちですが、この時期には目、鼻、口の形がよりはっきりしてきて、赤ちゃんらしい表情が見えるようになります。エコー検査で見ると、まつ毛や眉毛も少しずつ生えてきていて、顔の表情に個性が感じられるようになってきますよ。赤ちゃんの顔がどんなふうに見えるかを楽しみにして、赤ちゃんとの対面がますます待ち遠しくなる時期ですね。
  • 手足の動きが活発になり、指先で物をつかむことができるようになる
    この頃になると、赤ちゃんの手足の動きがさらに活発になります。赤ちゃんはお腹の中で手を握ったり、足を伸ばしたりして、体をどんどん動かしています。そして、この時期には指先の力も強くなり、物をつかむことができるようになります。例えば、へその緒を握ったり、手をお口に持っていく姿がエコーで確認できることもあります。こうした動きは、赤ちゃんが順調に成長している証拠です。

妊娠22週に気をつけること・過ごし方

妊娠22週目に入り、体調が少し安定してくる方も多い時期です。それでも、まだ気をつけておきたいポイントがいくつかあります。この時期は、赤ちゃんの成長をサポートしながら、自分の体を大切に過ごすことが大切です。少しでも安心して妊娠生活を楽しめるよう、ぜひ参考にしてください。

  • 出血や痛みに注意
    妊娠中は、特に出血や強い腹痛には気をつけましょう。もしも異常な出血や激しい痛みを感じた場合は、すぐに病院に連絡することが大切です。妊娠が進むにつれて、体が変化していくのは自然なことですが、異常を感じたら無理をせず、相談するようしてくださいね。
  • 便秘対策
    妊娠中は便秘になりやすい時期でもあります。便秘を防ぐためには、食物繊維を多く含む食品を積極的に摂ることと、水分をしっかりと補給することが大切です。全粒穀物や野菜、果物を取り入れたバランスの良い食事を心がけ、こまめに水分を摂取することで、腸の働きをサポートしましょう。快適な妊娠生活を送るために、日々のケアを大切にしてくださいね。

妊娠22週目にすべきこと

次は、妊娠22週目にしておきたいポイントを一緒に確認していきましょう!

  • 妊婦健診
    妊娠22週目に入ると、定期的な妊婦健診がますます大切になります。この時期の健診では、赤ちゃんの成長や健康状態を確認し、ママの体調もチェックします。赤ちゃんの大きさや心拍を確認することで、順調に成長していることを実感できます。健診は、赤ちゃんとママが健康であることを確認する大切な機会なので、リラックスして受けてくださいね。
  • 体重管理
    妊娠22週目になると、体重の増加が気になる時期かもしれません。赤ちゃんが成長するにつれて、ママの体も自然と体重が増えていきますが、急激な増加や減少は避けたいところです。バランスの良い食事と適度な運動を心がけ、健康的な体重管理を続けていきましょう。
  • 出産準備品の購入
    妊娠22週目は、出産に向けた準備を少しずつ始める良いタイミングです。ベビー服やおむつ、哺乳瓶などの出産準備品を揃え始めると、赤ちゃんを迎える実感が湧いてくるかもしれませんね。焦らずに、必要なものをリストアップして、計画的に準備を進めていきましょう。準備が整ってくると、出産に向けての心の準備も自然とできてきますよ。

妊娠22週目を迎え、赤ちゃんもママも着実に成長しています。この時期は、出産に向けた準備が少しずつ進んでいく時期でもありますね。ママの体や赤ちゃんの変化をしっかり感じながら、無理せずゆったりと過ごしてくださいね。毎日の小さな変化が、出産に向けた大きな一歩につながります。これからも安心して楽しい妊娠生活を送れるよう、一緒に頑張っていきましょう!

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