【現役助産師解説】妊娠28週の妊婦の症状・体の変化・赤ちゃんの成長

妊娠早見表

妊娠26週目の大切なポイントをまとめました!内容は本文で詳しく解説していきますね。

何ヶ月に相当?妊娠8ヶ月
妊婦健診の頻度妊娠2週間に1回
妊婦健診の内容尿の検査血圧測定
体重測定腹エコー
赤ちゃんの大きさレタスくらいの大きさ
身長:約34〜37cm
体重:約1000〜1300g
赤ちゃんの成長赤ちゃんは呼吸のリズムを練習し、肺がほぼ完成します。脳の発達が進み、赤ちゃんの活動がさらに活発になります
体に起こる症状胸の張りめまい 頭痛 便秘 腰痛 むくみ
注意すること貧血対策: 鉄分を多く含む食品を摂取し、必要なら鉄分サプリを摂る。
ToDoリスト・妊婦健診
・体重管理
・血液検査(貧血検査)
・出産準備の最終確認

総監修:加賀みなみ 現役助産師
資格:助産師国家資格・看護師国家資格・受胎調節実施指導員・新生児蘇生法A・桶谷式乳房管理法・BSケア
大学病院・クリニック・母乳育児相談室で1万人以上のママ・赤ちゃんのケアに関わる

妊娠28週目に入ると、赤ちゃんの成長がさらに進み、ママの体にも新たな変化が現れてきます。この時期になると、お腹がますます大きくなり、赤ちゃんの存在を一層強く感じることができるようになっていることと思います。妊娠後期が近づいてきたことで、不安と期待が入り混じるかもしれませんが、これまで積み重ねてきた経験があなたを支えてくれるはずです。ここでは、妊娠28週目のママの体の変化と赤ちゃんの発達についてお伝えします。赤ちゃんと一緒に安心して穏やかな毎日を過ごすためのヒントを、一緒に確認していきましょう。

妊娠28週目で知っておきたいこと

ここからは、妊娠月数の数え方や妊婦健診の頻度、妊娠28週目に行われる検査など、重要な情報を詳しくご紹介します。安心して妊娠生活を送るために、ぜひ参考にしてください。

妊娠28週目は何ヶ月?

妊娠28週目は妊娠8ヶ月の初めにあたります。

妊婦健診の頻度

妊娠28週の妊婦健診は「2週間に1回」のペースで行われます。

妊娠28週に行う検査

検査内容検査をする目的正常値
尿の検査尿中にたんぱくや糖が出ていないかをみるためどちらも陰性
血圧測定血圧の変動を確認するため140/90mmHg未満
体重測定体重の推移を記録するため週に300〜500g

腹部エコー

妊娠28週目に入ると、赤ちゃんの成長がさらに進み、エコー検査で確認できることも多くなります。この時期のエコー検査では、赤ちゃんの表情や動きがより鮮明に映し出されるようになります。この時期のエコー検査では、赤ちゃんの表情や動きがより鮮明に映し出されるようになります。赤ちゃんの小さな手足が元気に動いている姿や、まるで微笑んでいるような表情を見られることもあり、ママにとってとても心温まる時間になりますね。リラックスして検査を受けてください。

  • 赤ちゃんの大きさと成長具合
    妊娠28週目になると、赤ちゃんの大きさがかなりはっきりと確認できるようになります。この時期、赤ちゃんは約34〜37cmほどの長さになり、体重も約1,000〜1,300g程度に成長しています。エコーでは、頭やお腹のサイズ、手足の長さを測定して、赤ちゃんが順調に成長しているかを確認します。赤ちゃんの成長がしっかり確認できると安心できますね。
  • 心拍の確認と血流の観察
    28週目のエコー検査では、赤ちゃんの心拍がますます力強くなり、その動きをはっきりと確認できます。心臓の4つの部屋がしっかりと機能し、血液が順調に流れている様子を見ることができるので、赤ちゃんの元気な様子がより実感できるはずです。
  • 赤ちゃんの動きと姿勢
    妊娠28週目になると、赤ちゃんの動きがさらに活発になります。エコーでは、赤ちゃんが手を握ったり、足を伸ばしたり、体をひねったりする様子がしっかりと映し出されることがあります。こうした元気な動きに思わず微笑んでしまうかもしれませんね。
  • 赤ちゃんの顔や表情の確認
    この時期には、エコーで赤ちゃんの顔や表情が見えることもあります。赤ちゃんがまぶたを開けたり閉じたり、口を動かしている様子を見られることもあるかもしれません。こうした赤ちゃんの表情を見ると、赤ちゃんが身近に感じられ、より一層親しみが湧いてきますね。赤ちゃんがどんな表情を見せてくれるのか、ワクワクしながらエコーを楽しんでくださいね。

妊娠28週目のママの症状

妊娠28週目によく起こる症状としては、めまい 頭痛 便秘 腰痛 むくみがあります。

該当する症状があれば、タップして対処方法をチェックしてみてくださいね。

妊娠28週目の赤ちゃんの成長・発達

次に、気になる赤ちゃんの成長と発達について詳しく見ていきましょう!

赤ちゃんの大きさ

妊娠28週目の赤ちゃんは身長:約34〜37cm体重:約1000〜1300gです。
食べ物に例えると「レタス」くらいの大きさです。

赤ちゃんの発達(エコーで見えるもの)

妊娠28週目に入ると、赤ちゃんの成長がさらに著しくなり、エコー検査で確認できることがますます増えてきます。赤ちゃんの心拍が力強く確認できたり、体の成長具合がより明確にわかるようになるので、赤ちゃんが元気に育っていることをしっかりと実感できる時期です。

ここからは、妊娠28週目のエコー検査で確認できる赤ちゃんの発達について、詳しくお話ししていきます。

  • 呼吸のリズムを練習し、肺がほぼ完成します
    妊娠28週目になると、赤ちゃんの肺はほぼ完成に近づきます。今、赤ちゃんはお腹の中で呼吸のリズムを練習しているところです。実際には羊水を飲み込みながらですが、これは生まれてからの呼吸に向けた大切な準備。赤ちゃんが一生懸命に呼吸のリズムを整えている姿を思い浮かべると、なんだか愛おしくなりますね。赤ちゃんは、少しずつ外の世界に出る準備を整えていっています。
  • 脳の発達が進み、赤ちゃんの活動がさらに活発になります
    この時期、赤ちゃんの脳はますます発達してきます。それに伴って、赤ちゃんの動きや反応もどんどん活発になっていきます。お腹の中で手足を動かしたり、指をしゃぶったりしているかもしれません。脳が発達することで、赤ちゃんはますます複雑な動きができるようになります。

妊娠28週に気をつけること・過ごし方

妊娠28週目に入り、気をつけておきたいポイントがいくつかあります。少しでも安心して妊娠生活を楽しめるよう、ぜひ参考にしてください。

  • 貧血対策
    妊娠28週目になると、赤ちゃんがどんどん成長して、ママの体も一生懸命に血液を作ろうとしています。そのため、貧血っぽさを感じることがあるかもしれません。
    鉄分をしっかり摂ることが大切ですが、普段の食事に少し気をつけるだけでも大丈夫です。たとえば、ほうれん草やレバー、赤身のお肉、大豆製品など、鉄分が豊富な食材を取り入れてみてください。ビタミンCが多い果物や野菜と一緒に摂ると、鉄分の吸収がよくなるので、一緒に楽しんでみてくださいね。もし、食事だけで不安な場合は、鉄分サプリメントを取り入れるのもおすすめです。無理せず、楽しい食事の時間を大切にしながら、元気に過ごしていきましょう!

妊娠28週目にすべきこと

次は、妊娠28週目にしておきたいポイントを一緒に確認していきましょう!

  • 妊婦健診
    妊娠28週目になると、赤ちゃんの成長がますます進み、妊婦健診が楽しみな時間になってきますね。健診では、エコーで赤ちゃんの元気な姿を確認できます。動いている姿を見て「こんなに大きくなったんだ!」と感動することもあるかもしれません。健診は、赤ちゃんが順調に育っているかを確認し、あなたが安心して過ごせるようにする大切な時間です。不安なことや気になることがあれば、遠慮なく医師に相談してみてくださいね。
  • 体重管理
    妊娠が進むと、赤ちゃんがぐんぐん成長していくので、ママの体重も増えやすくなります。ただ、体重が急に増えると体に負担がかかることもあるので、無理のない範囲でバランスの良い食事を心がけていきましょう。お散歩や軽い運動を取り入れて、リラックスしながら体重管理を楽しんでみてください。自分のペースで、ゆったりと過ごしながら、赤ちゃんとの時間を楽しんでくださいね。
  • 血液検査(貧血検査)
    赤ちゃんがどんどん成長するこの時期、ママの体もたくさん頑張っています。妊娠28週目の健診では、貧血をチェックするための血液検査があります。鉄分をしっかり摂って、貧血を予防することが大切です。もし検査で貧血の兆候があっても、早めに対処すれば大丈夫。不安なことや気になることがあれば、いつでも医師に相談してみてくださいね。
  • 出産準備の最終確認
    出産が少しずつ近づいてくるこの時期、赤ちゃんを迎える準備を進めておくと、気持ちが落ち着くかもしれません。ベビー用品の整理や、出産時の移動手段の確認などを少しずつ進めてみてください。焦らずに、自分のペースで一つずつ準備をして、赤ちゃんを迎える日を楽しみに過ごしてくださいね。

妊娠28週目まで来られたこと、本当にお疲れ様です。赤ちゃんも順調に成長し、ますます愛おしさが増しているのではないでしょうか。これから先も、赤ちゃんとの絆がさらに深まる日々が続きますが、ご自身の体も大切にしながら、無理のないペースで過ごしてくださいね。あなたと赤ちゃんが穏やかで健康な毎日を過ごせるよう、これからもサポートさせていただきます。何か気になることがあれば、いつでもご相談ください。

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