【現役助産師解説】妊娠30週の妊婦の症状・体の変化・赤ちゃんの成長

妊娠早見表

妊娠30週目の大切なポイントをまとめました!内容は本文で詳しく解説していきますね。

何ヶ月に相当?妊娠8ヶ月
妊婦健診の頻度妊娠2週間に1回
妊婦健診の内容尿の検査血圧測定
体重測定腹エコー
赤ちゃんの大きさキャベツくらいの大きさ
身長:約36〜39cm
体重:約1200〜1500g
赤ちゃんの成長・赤ちゃんの骨格は出生時とほぼ同じ大きさになり、筋肉も発達していく
・聴覚がさらに発達し、両親の声を聞き分けることができる
体に起こる症状胸の張りめまい 頭痛 便秘 腰痛 むくみ
注意すること・出産準備: 緊急出産に備え、出産予定病院への連絡先やタクシーの連絡先を携帯に登録する
・里帰り出産の準備: 里帰り出産の手続きを確認し、必要な準備を整える
ToDoリスト・妊婦健診
・体重管理
・出産予定病院への連絡
・出産プランの最終確認

総監修:加賀みなみ 現役助産師
資格:助産師国家資格・看護師国家資格・受胎調節実施指導員・新生児蘇生法A・桶谷式乳房管理法・BSケア
大学病院・クリニック・母乳育児相談室で1万人以上のママ・赤ちゃんのケアに関わる

妊娠30週目に入ると、赤ちゃんの成長が一段と進み、ママのお腹もどんどん大きくなってきますね。これまで以上に体が重く感じたり、ちょっとしたことが大変に思えることもあるかもしれません。でも、それは赤ちゃんが元気に育っている証拠でもあります。この記事では、妊娠30週目のママの体の変化や赤ちゃんの成長について、詳しくお伝えします。少しでも安心して穏やかな毎日を過ごせるよう、参考にしてください。

妊娠30週目で知っておきたいこと

ここからは、妊娠月数の数え方や妊婦健診の頻度、妊娠30週目に行われる検査など、重要な情報を詳しくご紹介します。安心して妊娠生活を送るために、ぜひ参考にしてください。

妊娠30週目は何ヶ月?

妊娠30週目は妊娠8ヶ月の半ばにあたります。

妊婦健診の頻度

妊娠30週の妊婦健診は「2週間に1回」のペースで行われます。

妊娠30週に行う検査

検査内容検査をする目的正常値
尿の検査尿中にたんぱくや糖が出ていないかをみるためどちらも陰性
血圧測定血圧の変動を確認するため140/90mmHg未満
体重測定体重の推移を記録するため週に300〜500g

腹部エコー

妊娠30週目に入ると、赤ちゃんの成長はますます進み、エコー検査で確認できることもさらに増えてきます。この時期のエコー検査では、赤ちゃんの表情や動きが一層はっきりと見えるようになり、ママにとっても嬉しいひとときですね。赤ちゃんの小さな手足の動きや、まるで笑っているかのような表情を目にすることができるかもしれません。赤ちゃんと過ごすこの特別な時間を、リラックスして楽しんでくださいね。

  • 赤ちゃんの大きさと成長具合
    妊娠30週目に入ると、赤ちゃんの成長がさらに進み、エコー検査で確認できることが増えてきます。赤ちゃんの体長は約36〜39cm前後になり、体重も1,200〜1,500gほどになってきます。エコーでは、頭の大きさやお腹のサイズ、太ももの長さなどを測定し、赤ちゃんが順調に成長しているかを確認します。
  • 心拍の確認と血流の観察
    この時期のエコー検査では、赤ちゃんの心拍がさらに力強くなっている様子が確認できます。心臓の4つの部屋がしっかりと機能していて、血液がスムーズに流れている様子がエコーでわかります。
  • 赤ちゃんの動きと姿勢
    妊娠30週目の赤ちゃんは、ますます活発に動くようになり、エコーではその元気な様子をしっかりと見ることができます。手を動かしたり、足を伸ばしたりする姿はとても愛おしく、つい笑顔になってしまいます。
  • 赤ちゃんの表情の確認
    妊娠30週目になると、エコーで赤ちゃんの表情がよりはっきりと見えることがあります。まぶたを開けたり閉じたりする姿や、口を動かす様子が確認できると、赤ちゃんがより身近に感じられるのではないでしょうか。

妊娠30週目のママの症状

妊娠30週目によく起こる症状としては、胸の張りめまい 頭痛 便秘 腰痛 むくみがあります。

該当する症状があれば、タップして対処方法をチェックしてみてくださいね。

妊娠30週目の赤ちゃんの成長・発達

次に、気になる赤ちゃんの成長と発達について詳しく見ていきましょう!

赤ちゃんの大きさ

妊娠30週目の赤ちゃんは身長:約36〜39cm体重:約1200〜1500gです。
食べ物に例えると「キャベツ」くらいの大きさです。

赤ちゃんの発達(エコーで見えるもの)

妊娠30週目に入ると、赤ちゃんの成長がさらに進み、エコー検査で確認できることもますます増えてきます。これまでよりも赤ちゃんが元気に育っていることを実感できるので、ママにとっては安心感が増す頃かもしれません。

ここからは、妊娠30週目のエコー検査で確認できる赤ちゃんの発達について、詳しくお話ししていきます。赤ちゃんとの時間を心から楽しみながら、大切なひとときを過ごしてくださいね。

  • 赤ちゃんの骨格は出生時とほぼ同じ大きさになり、筋肉も発達していく
    妊娠30週目になると、赤ちゃんの骨格はほぼ生まれてくる時の大きさに近づいています。骨がしっかりと発達して、体全体の輪郭がよりはっきりしてきますよ。また、筋肉もどんどん強くなっているので、赤ちゃんが手足を動かす力も増してきています。エコーで見られる動きがよりダイナミックになってきたことを感じるママも多いのではないでしょうか。
  • 聴覚がさらに発達し、両親の声を聞き分けることができる
    この時期の赤ちゃんは、聴覚がさらに発達していて、ママやパパの声を聞き分けることができるようになっています。お腹の中でママが話しかける声や、パパの声に反応することが増えてくるかもしれませんね。赤ちゃんは、外の世界の音に対しても敏感になってきているので、優しい音楽を聞かせたり、赤ちゃんに話しかけたりする時間を楽しんでください。赤ちゃんとのコミュニケーションを通じて、ますます絆が深まっていくこの時期は、ママにとっても特別な時間ですね。

妊娠30週に気をつけること・過ごし方

妊娠30週目に入り、気をつけておきたいポイントがいくつかあります。少しでも安心して妊娠生活を楽しめるよう、ぜひ参考にしてください。

  • 出産準備
    妊娠30週目に入ると、出産が近づいていることを実感する時期ですね。急な陣痛が来たときに慌てないように、出産予定の病院の連絡先タクシー会社の連絡先を携帯に登録しておくことがとても大切です。また、事前に病院への道順を確認したり、家族と緊急時の対応について話し合っておくと安心です。出産は何が起こるかわからないので、しっかり準備を整えておくと、いざという時に落ち着いて行動できますよ。
  • 里帰り出産の準備
    もし里帰り出産を予定している場合、この時期に準備を進めておくと安心です。里帰り先での出産の手続きを確認し、必要な書類や持ち物を揃えておきましょう。医師や助産師に確認しておくと、よりスムーズに進められます。また、帰省先での生活に必要なものや赤ちゃんのお世話に使うグッズも、今のうちに準備しておくと安心ですね。出産までの準備を万全にして、心穏やかにその日を迎えられるよう、少しずつ進めていきましょう。

妊娠30週目にすべきこと

次は、妊娠30週目にしておきたいポイントを一緒に確認していきましょう!

  • 妊婦健診
    この時期の健診では、赤ちゃんの成長や位置、ママの体調をしっかりチェックしてもらうことが大切です。エコーで赤ちゃんの様子を確認できることも多いので、健診に行くのが楽しみになっている方も多いと思います。どんな小さな不安や疑問でも、遠慮せずに医師や助産師に相談してくださいね。
  • 体重管理
    妊娠30週目は、赤ちゃんの成長とともに、ママの体重も増えていく時期です。ただ、急激な体重増加は体に負担をかけることがあるので、バランスの良い食事と適度な運動を続けて、無理なく体重管理をしていきましょう。毎日体重をチェックして、自分のペースで取り組んでいきましょう。
  • 出産プランの最終確認
    妊娠30週目は、出産プランを最終確認する良いタイミングです。バースプランや希望する出産スタイル、家族の立ち会いなどについて、病院のスタッフと話し合っておきましょう。また、出産後の入院中の過ごし方や、赤ちゃんのお世話についても確認しておくと安心です。出産に向けての準備を万全にして、穏やかで安心できるお産を迎えられるよう、今から少しずつ心の準備もしていきましょう。

ここまで本当にお疲れさまです。妊娠30週目に入ると、赤ちゃんがますます近くに感じられますね。お腹の中で頑張って成長している赤ちゃんと、これから迎える素敵な瞬間に向けて、少しずつ心と体の準備を整えていきましょう。何か心配事や気になることがあれば、いつでもお話を聞かせてください。これからも無理をせず、体調を大切にしながら、赤ちゃんとの大切な時間を楽しんでくださいね。

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