【現役助産師解説】妊娠36週の妊婦の症状・体の変化・赤ちゃんの成長

妊娠早見表

妊娠36週目の大切なポイントをまとめました!内容は本文で詳しく解説していきますね。

何ヶ月に相当?妊娠10ヶ月
妊婦健診の頻度妊娠1週間に1回
妊婦健診の内容尿の検査血圧測定
体重測定腹エコー
赤ちゃんの大きさメロンくらいの大きさ
身長:約46〜48cm
体重:約2500〜2700g
赤ちゃんの成長・骨格がほぼ完成し、筋肉も十分に発達する
・赤ちゃんの体は出産に向けて準備が整い、胎動が少なくなることがある
体に起こる症状胸の張り 頻尿 めまい 頭痛 便秘 腰痛 むくみ 動悸 息苦しい 胸焼け 静脈瘤 こむら返り
注意すること・入院準備の最終確認: 入院に必要なものを再確認し、リストをチェック
・早産の兆候に注意: 出血、破水、お腹の張りが続く場合は病院に連絡
ToDoリスト・妊婦健診
・体重管理
・出産時の移動手段の確認

総監修:加賀みなみ 現役助産師
資格:助産師国家資格・看護師国家資格・受胎調節実施指導員・新生児蘇生法A・桶谷式乳房管理法・BSケア
大学病院・クリニック・母乳育児相談室で1万人以上のママ・赤ちゃんのケアに関わる

妊娠36週目に入ると、いよいよ赤ちゃんと対面する日が近づいてきましたね。この時期になると、赤ちゃんの成長はほぼ完了し、ママの体も出産に向けて準備が整いつつあります。お腹の中で赤ちゃんが動くたびに、その存在を強く感じることと思います。。赤ちゃんの動きが少しずつ落ち着いてきたと感じることもあるかもしれませんが、それは赤ちゃんが出産の準備をしている証。この時期、妊娠生活のリズムがつかめてきた方もいるかもしれませんが、出産が近づくことで新たな不安や緊張感が出てくることもあります。体の変化に耳を傾け、赤ちゃんとの時間を大切にしながら、リラックスして過ごせるよう心がけてくださいね。ここでは、妊娠36週目のママの体の変化と赤ちゃんの発達について詳しくお話しします。少しでも安心して過ごせるよう、一緒に確認していきましょう!

妊娠36週目で知っておきたいこと

ここからは、妊娠月数の数え方や妊婦健診の頻度、妊娠36週目に行われる検査など、重要な情報を詳しくご紹介します。安心して妊娠生活を送るために、ぜひ参考にしてください。

妊娠36週目は何ヶ月?

妊娠36週目は妊娠10ヶ月の初めにあたります。

妊婦健診の頻度

妊娠36週の妊婦健診は「1週間に1回」のペースで行われます。

妊娠36週に行う検査

検査内容検査をする目的正常値
尿の検査尿中にたんぱくや糖が出ていないかをみるためどちらも陰性
血圧測定血圧の変動を確認するため140/90mmHg未満
体重測定体重の推移を記録するため週に300〜500g

腹部エコー

妊娠36週目になると、赤ちゃんの成長は最終段階に入り、エコー検査で確認できることもより具体的になってきます。この時期のエコー検査では、赤ちゃんの顔立ちや動きがさらに鮮明に見えることが多く、まるでお腹の中で微笑んでいるような表情を捉えることもあります。この時期は、赤ちゃんとの対面の日が近づいていることを実感しながら、リラックスして検査に臨んでくださいね。

  • 赤ちゃんの大きさと成長具合
    妊娠36週目になると、赤ちゃんはぐんと大きくなり、いよいよ出産が近づいていることを実感する時期です。この時期のエコー検査では、赤ちゃんの体がふっくらしてきて、もうすぐ会えるんだなとワクワクしますね。
  • 心拍の確認と健康状態
    エコーでは、赤ちゃんの元気な心拍をしっかりと確認できます。心臓が力強く動いているのを見ると、赤ちゃんがママのお腹の中で一生懸命成長しているのが伝わってきますね。この時期の心拍はとても安定していて、赤ちゃんが元気に育っているサインです。
  • 赤ちゃんの位置と姿勢
    36週目になると、赤ちゃんは多くの場合、頭を下にして出産の準備を始めています。エコーでこの姿勢が確認できると、「いよいよなんだな」という気持ちが湧いてくるかもしれません。もし、赤ちゃんの位置がまだ少し違っていても、大丈夫。赤ちゃんもママと一緒に出産に向けて準備を進めているところなので、安心して見守ってあげてください。
  • 赤ちゃんの動きと表情
    この時期のエコーでは、赤ちゃんの動きがますますはっきりと見えるようになります。手足を動かしたり、小さな手で握ったりする様子が見られることもあり、そんな姿を目にすると、自然と微笑んでしまうかもしれませんね。時には赤ちゃんの表情も見えることがあり、まぶたをパチパチと動かしたり、口元が少し動いているのを見ると、なんだかとても愛おしく感じます。赤ちゃんがママに会える日を楽しみにしているようで、ママも温かい気持ちになれる瞬間です。

妊娠36週目のママの症状

妊娠36週目によく起こる症状としては、胸の張り 頻尿 めまい 頭痛 便秘 腰痛 むくみ 動悸 息苦しい 胸焼け 静脈瘤 こむら返り があります。

該当する症状があれば、タップして対処方法をチェックしてみてくださいね。

妊娠36週目の赤ちゃんの成長・発達

次に、気になる赤ちゃんの成長と発達について詳しく見ていきましょう!

赤ちゃんの大きさ

妊娠36週目の赤ちゃんは身長:約46〜48cm体重:約2500〜2700gです。
食べ物に例えると「メロン」くらいの大きさです。

赤ちゃんの発達(エコーで見えるもの)

妊娠36週目に入ると、赤ちゃんの成長がいよいよピークに達し、エコー検査で確認できることもさらに増えてきます。赤ちゃんの心拍はますます力強く、体全体がしっかりと発達している様子が見られる時期です。もうすぐ赤ちゃんに会えると思うと、ドキドキと期待で胸が膨らみますね。

ここからは、妊娠36週目のエコー検査で確認できる赤ちゃんの発達について、詳しくお話ししていきます。

  • 骨格がほぼ完成し、筋肉も十分に発達する
    妊娠36週目を迎えると、赤ちゃんの骨格はしっかりと完成し、筋肉もぐんぐん発達しています。赤ちゃんが自分の力で生まれてくる準備を着々と進めている姿を思うと、本当に感動的ですよね。
  • 赤ちゃんの体は出産に向けて準備が整い、胎動が少なくなることがある
    この時期、赤ちゃんの体は出産に向けた最終準備に入っています。お腹の中でのスペースがだんだん狭くなり、以前より胎動が少なく感じることもあるかもしれません。でも、それは赤ちゃんが落ち着いて、出産に備えている証拠。何か不安があれば、病院で相談してみてくださいね。

妊娠36週に気をつけること・過ごし方

妊娠36週目に入り、気をつけておきたいポイントがいくつかあります。少しでも安心して妊娠生活を楽しめるよう、ぜひ参考にしてください。

  • 院準備の最終確認: 入院に必要なものを再確認し、リストをチェック
    妊娠36週目に入ると、出産の日が本当に近づいてきたのを感じますね。入院の準備をしていると、「もうすぐ赤ちゃんに会えるんだ」と実感が湧いてくるかもしれません。リストを使って、準備したものをもう一度チェックしてみてください。特に、母子手帳や保険証、お気に入りのリラックスできるアイテム、赤ちゃんのお洋服などが揃っているか確認しておくと安心です。
  • 早産の兆候に注意: 出血、破水、お腹の張りが続く場合は病院に連絡
    この時期、体が変化しやすくなり、ちょっとしたことが気になることもあるかもしれません。もし出血や破水、強いお腹の張りが続くようであれば、すぐに病院に連絡してください。無理せず、穏やかな日々を過ごしてくださいね。

妊娠36週目にすべきこと

次は、妊娠36週目にしておきたいポイントを一緒に確認していきましょう!

  • 妊婦健診
    妊娠36週目になると、赤ちゃんもずいぶん大きくなって、お腹がますます愛おしく感じられる頃ですね。「もうすぐ赤ちゃんに会えるんだ」と思うと、少しドキドキしつつもワクワクする気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。この時期の妊婦健診は、赤ちゃんがどんな風にお腹の中で過ごしているのか、しっかりと確認するための大切な時間です。赤ちゃんの心音を聞いたり、成長具合を見たりすることで、赤ちゃんが元気に育っているのを実感できると、安心しますよね。少しでも不安なことがあれば、遠慮せずに医師に伝えてくださいね。きっと、心が軽くなるはずです。
  • 体重管理
    妊娠36週目は、赤ちゃんがぐんぐん大きくなる時期なので、体重も増えやすくなります。そんな時期だからこそ、体重管理が気になるのは自然なこと。でも、自分に厳しくしすぎないでくださいね。体重管理はもちろん大切ですが、それ以上に大事なのは、あなたがリラックスして心地よく過ごすこと。好きな音楽を聴きながらのんびりお散歩したり、深呼吸しながら軽くストレッチしたり、ちょっとしたことでも心と体がほぐれる時間を大切にしてください。焦らず自分をいたわりながら、毎日を穏やかに過ごしていきましょう。
  • 出産時の移動手段の確認
    出産が近づくと、どうしても「いざという時」のことが頭をよぎりますよね。陣痛が始まったらどうしよう、破水したらどうやって病院に行こう、そんなことを考えるのは当然です。タクシーを使う場合は、事前にタクシー会社の連絡先を調べておくと安心です。また、パートナーやご家族と連絡の取り方を確認しておくのもいいですね。心配事を少しでも減らしておくと、気持ちも落ち着くかもしれません。出産は緊張するものですが、あなたはこれまでしっかり準備してきました。だから大丈夫。これからも焦らず、ゆっくりと準備を進めていきましょう!

妊娠36週目、ここまで本当にお疲れさまでした。赤ちゃんがもうすぐあなたの腕の中にやってくるなんて、考えるだけで胸がいっぱいになりますね。これからの時間も、どうか焦らず、ゆっくりと過ごしてください。どんなことでも、気になることがあれば、一人で抱え込まずにお話しください。安心してお産の日を迎えましょう。あと少し、赤ちゃんと一緒に穏やかな時間を過ごしてくださいね。

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