【現役助産師解説】妊娠42週の妊婦の症状・体の変化・赤ちゃんの成長

妊娠早見表

妊娠42週目の大切なポイントをまとめました!内容は本文で詳しく解説していきますね。

何ヶ月に相当?妊娠11ヶ月
妊婦健診の頻度妊娠1週間に1回
妊婦健診の内容尿の検査血圧測定
体重測定腹エコー
赤ちゃんの大きさスイカくらいの大きさ
身長:約50cm以上
体重:約3200〜3600g
赤ちゃんの成長赤ちゃんの成長はピークに達しており、出産に向けての最終準備が完了
体に起こる症状胸の張り 頻尿 めまい 頭痛 便秘 腰痛 むくみ 動悸 息苦しい 胸焼け 静脈瘤 こむら返り
注意すること・誘発分娩の確認: 医師と相談し、誘発分娩の必要性を確認する
・出産計画の再確認: 医師と一緒に出産計画を再確認し、必要な準備を整える
ToDoリスト・妊婦健診
・体重管理
・医師と出産計画の再確認

総監修:加賀みなみ 現役助産師
資格:助産師国家資格・看護師国家資格・受胎調節実施指導員・新生児蘇生法A・桶谷式乳房管理法・BSケア
大学病院・クリニック・母乳育児相談室で1万人以上のママ・赤ちゃんのケアに関わる

妊娠42週目に入ると、赤ちゃんとの対面が本当に目前に迫っていますね。お腹の中で赤ちゃんがしっかりと成長し、いよいよ出産に向けた最終準備が整った時期です。これまでの妊娠生活を振り返り、さまざまな思いがよぎるかもしれませんが、赤ちゃんが無事に生まれてくることを心待ちにしている今、少しずつ気持ちの準備も進んでいるのではないかと思います。ここでは、妊娠42週目のママの体の変化と赤ちゃんの発達についてお伝えします。赤ちゃんと一緒に、安心してその日を迎えられるよう、一緒に確認していきましょう!

妊娠42週目で知っておきたいこと

ここからは、妊娠月数の数え方や妊婦健診の頻度、妊娠42週目に行われる検査など、重要な情報を詳しくご紹介します。安心して妊娠生活を送るために、ぜひ参考にしてください。

妊娠42週目は何ヶ月?

妊娠42週目は妊娠11ヶ月の半ばにあたります。

妊婦健診の頻度

妊娠42週の妊婦健診は「1週間に1回」のペースで行われます。

妊娠42週に行う検査

検査内容検査をする目的正常値
尿の検査尿中にたんぱくや糖が出ていないかをみるためどちらも陰性
血圧測定血圧の変動を確認するため140/90mmHg未満
体重測定体重の推移を記録するため週に300〜500g

腹部エコー

妊娠42週目に入ると、赤ちゃんとの対面がいよいよ間近に迫ってきます。この時期のエコー検査では、赤ちゃんの姿がさらに鮮明に映し出され、ママにとっても感動的な時間。顔立ちや体の輪郭がはっきりと見え、まるで「もうすぐ会えるよ」と語りかけてくれているようです。リラックスして検査を受けてくださいね。

  • 赤ちゃんの体重と大きさ
    赤ちゃんがどれくらい大きくなったか、体重がどれくらいかを確認します。頭やお腹、足の長さなどを測って、赤ちゃんが順調に育っているかを確かめます。
  • 赤ちゃんの位置
    赤ちゃんがママのお腹の中でどんな向きでいるかを確認します。通常、頭が下にあるのが理想ですが、赤ちゃんの頭がどこにあるかを確認して、出産の準備ができているかを見ます。
  • 胎盤の位置と状態
    赤ちゃんに栄養を送っている胎盤の位置や状態をチェックします。胎盤が正しく機能しているか、出産に向けて問題がないかを確認します。
  • 羊水の量
    赤ちゃんが浮かんでいる羊水の量も確認されます。羊水が少なすぎると赤ちゃんが動きづらくなることがあります。多すぎても問題があるので、適切な量があるかを見ます。
  • へその緒の状態
    へその緒が赤ちゃんにとって安全な状態にあるかも確認します。例えば、へその緒が赤ちゃんの首に巻きついていないか、へその緒に血液がちゃんと流れているかをチェックします。
  • 赤ちゃんの動き
    赤ちゃんがどのくらい動いているかも確認します。動きが少なくなっていることがありますが、出産のためにエネルギーを温存しているためなので、あまり心配しないでくださいね。

妊娠42週目のママの症状

妊娠42週目によく起こる症状としては、胸の張り 頻尿 めまい 頭痛 便秘 腰痛 むくみ 動悸 息苦しい 胸焼け 静脈瘤 こむら返りがあります。

該当する症状があれば、タップして対処方法をチェックしてみてくださいね。

妊娠42週目の赤ちゃんの成長・発達

次に、気になる赤ちゃんの成長と発達について詳しく見ていきましょう!

赤ちゃんの大きさ

妊娠42週目の赤ちゃんは身長:約50cm以上体重:約3200〜3600gです。
食べ物に例えると「スイカ」くらいの大きさです。

赤ちゃんの発達(エコーで見えるもの)

ここからは、妊娠42週目のエコー検査で確認できる赤ちゃんの状態や発達について、詳しくお話ししていきます。

  • 赤ちゃんの成長はピークに達しており、出産に向けての最終準備が完了
    妊娠42週目になると、赤ちゃんの成長はしっかりとピークに達し、いよいよ出産に向けての準備が整った状態です。赤ちゃんの体はすでにほぼ完成されていて、生まれてくるためのすべての準備ができています。例えば、皮膚もピンク色にしっかりと色づき、手足もふっくらとしてきています。呼吸の練習も続けているので、外の世界に出たときにすぐに呼吸ができるようになっています。
    また、赤ちゃんの頭の骨は柔らかく、出産時に産道をスムーズに通れるようになっています。赤ちゃんはお腹の中で少しずつ動きを落ち着けながら、外の世界に出る瞬間を静かに待っています。

妊娠42週に気をつけること・過ごし方

妊娠42週目に入り、気をつけておきたいポイントがいくつかあります。少しでも安心して妊娠生活を楽しめるよう、ぜひ参考にしてください。

  • 出産計画の再確認: 医師と一緒に出産計画を再確認し、必要な準備を整える
    赤ちゃんとの出会いがいよいよ近づいてきましたね。この特別な時期だからこそ、出産計画をもう一度見直しておくと、心に余裕を持ってその日を迎えられるかもしれません。これまで考えてきたことや、出産当日にどう過ごしたいかなど、確認してみましょう。少しでも不安に感じることがあれば、医師に相談してみてくださいね。

妊娠42週目にすべきこと

次は、妊娠42週目にしておきたいポイントを一緒に確認していきましょう!

  • 妊婦健診
    妊娠42週目は、赤ちゃんが少し長くお腹の中にいるため、健診がこれまで以上に大切になります。赤ちゃんの成長具合やママの体調を確認しながら、自然な陣痛を待つか、出産を促す必要があるかを医師と一緒に考えます。
  • 体重管理
    妊娠42週目ともなると、体も重く感じることがあるかもしれませんが、この時期こそ体重管理は無理なく進めることがポイントです。特に、体がむくみやすくなったり、足が疲れやすくなったりすることもあるかもしれません。こんなときは、体を休めることを第一に考えましょう。塩分を控えめにした食事を心がけたり、足を高くして横になるとむくみが少し楽になるかもしれません。リラックスしながら、自分の体調に合わせて無理なく過ごすことが大切です。赤ちゃんも、ママが穏やかに過ごしてくれることを喜んでいるはずです。
  • 医師と出産計画の再確認
    妊娠42週目を迎えると、赤ちゃんとの対面が本当に近づいてきましたね。この時期には、これまでに考えてきた出産計画を再確認し、細かい部分をもう一度見直しておくことが大切です。例えば、赤ちゃんが生まれてからすぐに必要になるものの確認や、出産当日の連絡手順、産後のサポート体制についても考えておくと安心です。また、誘発分娩や帝王切開など、予期せぬ事態に備えての準備も一緒に話し合っておくと、心に余裕を持ってその日を迎えることができます。医師と一緒に、安心して出産に臨める環境を整えてくださいね。

いよいよ赤ちゃんとの出会いが間近ですね。ここまでの妊娠生活、いろいろなことを乗り越えてきたあなたは、本当に立派です。赤ちゃんも、きっと元気にその瞬間を待っています。どうか、安心して穏やかに過ごしてください。もし不安なことがあれば、いつでも話してくださいね。あなたと赤ちゃんが無事に出会えることを、心から楽しみにしています。

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