【現役助産師解説】妊娠6週の妊婦の症状・体の変化・赤ちゃんの成長

妊娠早見表

妊娠6週目に知っておきたいポイントをまとめました!詳しくは本文で解説していきますね。

何ヶ月に相当?妊娠2ヶ月
妊婦健診の頻度胎嚢と心拍が確認されるまでは、3〜7日に1回
妊婦健診の内容尿の検査血圧測定
体重測定膣エコー
赤ちゃんの大きさザクロの種くらいの大きさ
身長:約4〜6mm
赤ちゃんの成長・心臓の鼓動が強まり、脳の発達が進む
・顔の特徴(目、耳、鼻)が現れ、腕や脚の芽が見え始める
体に起こる症状胸の張り 倦怠感 つわり 頻尿 めまい 頭痛 便秘
注意することつわり対策: 小分けにして食事を摂る、炭酸飲料や氷をなめるなどの対策を試す
ToDoリスト・初回妊婦健診
・母子手帳の受け取り
・健康保険に関する書類の提出

総監修:加賀みなみ 現役助産師
資格:助産師国家資格・看護師国家資格・受胎調節実施指導員・新生児蘇生法A・桶谷式乳房管理法・BSケア
大学病院・クリニック・母乳育児相談室で1万人以上のママ・赤ちゃんのケアに関わる

妊娠6週目に入り、赤ちゃんの成長を実感し始める時期ですね。この頃からつわりが本格化し、吐き気や食欲不振、乳房の張りなど、さまざまな体の変化が続きます。期待と不安が入り混じる中で、心が揺れ動くこともあるかもしれません。この記事では、妊娠6週目に知っておきたいこと、ママの体の変化や赤ちゃんの成長について詳しくお伝えします。少しでもマタニティライフを快適に過ごせるように、日々の生活に役立つアドバイスをお届けしますので、ぜひ参考にしてくださいね。この時期を笑顔で乗り越えていきましょう!

妊娠6週目で知っておきたいこと

ここからは、妊娠月数の数え方や妊婦健診の頻度、妊娠6週目に行われる検査など、重要な情報を詳しくご紹介します。安心して妊娠生活を送るために、ぜひ参考にしてください。

妊娠6週は何ヶ月?

妊娠6週目は妊娠2ヶ月の中頃にあたります。妊娠の週数は、最後の月経の開始日を基準に数えられるため、実際の妊娠期間と少しずれがありますが、一般的には妊娠2ヶ月の中頃に入った時期とされています。

妊婦健診の頻度

妊婦健診が本格的に始まるのは、妊娠が確定し母子手帳をもらってからです。

妊娠の確定は、医師が超音波検査で赤ちゃんを包む袋である「胎嚢」と赤ちゃんの「心拍」をママの子宮内で確認できた時点で行われます。この確認が終わるまでの間は、妊娠が順調に進んでいるかどうかを見守るため、医師の指示に従って3日〜1週間程度の頻度で病院に通うことが多いです。

妊娠6週に行う検査

検査内容検査をする目的正常値
尿の検査尿中にたんぱくや糖が出ていないかをみるためどちらも陰性
血圧測定血圧の変動を確認するため140/90mmHg未満
体重測定体重の推移を記録するため週に300〜500g

膣エコー
妊娠6週目の膣エコーでは、次のようなことを確認します。
膣エコー検査は少し緊張するかもしれませんが、赤ちゃんが順調に育っているかを確認するための重要なステップです。医師が丁寧に説明してくれますので、リラックスして受けてください。何か気になることがあれば、いつでも遠慮なく質問してくださいね。

  • 胎嚢(たいのう)を確認
    妊娠6週目の膣エコーでは、胎嚢という赤ちゃんが育つ袋を確認します。胎嚢が子宮の中にしっかり見えることで、妊娠が順調に進んでいることがわかります。
  • 胎芽(たいが)と心拍の確認
    この時期には、胎嚢の中に胎芽という赤ちゃんの元となる部分が見えることが多いです。さらに、胎芽の心拍も確認できる場合があります。心拍が見えると、赤ちゃんがしっかり成長している証拠です。
  • 子宮の状態を確認
    膣エコーでは、子宮全体の状態も確認します。子宮の形や大きさ、異常がないかをチェックし、赤ちゃんが安全に育つ環境が整っているかを確認していきます。
  • 卵黄嚢(らんおうのう)の確認
    妊娠6週目には、胎嚢の中に小さな卵黄嚢が見えることもあります。卵黄嚢は赤ちゃんが自分で栄養を取るまでの間、栄養を供給する役割を果たしています。この卵黄嚢が見えると、妊娠が順調に進んでいることがわかります。
  • 異常の有無を確認
    この時期の膣エコーでは、子宮外妊娠やその他の異常がないかも確認します。これにより、早期に対処が必要な場合にすぐに対応できるようになります。

妊娠6週目のママの症状

妊娠6週目によく起こる症状としては、 胸の張り 倦怠感 つわり 頻尿 めまい 頭痛 便秘 があります。

該当する症状があれば、タップして対処方法をチェックしてみてくださいね。

妊娠6週目の赤ちゃんの成長・発達

次に、気になる赤ちゃんの成長と発達について詳しく見ていきましょう!

赤ちゃんの大きさ

妊娠6週目の赤ちゃんはまだとても小さく、身長は約4〜6mm程度です。
食べ物に例えると「ザクロの種」くらいの大きさです。

赤ちゃんの発達(エコーで見えるもの)

妊娠6週目に入ると、赤ちゃんの成長がさらに進み、エコー検査で確認できることも増えてきます。赤ちゃんが順調に育っていることを実感できて嬉しくなりますね。ここからは、妊娠6週目のエコー検査で確認できる赤ちゃんの発達について詳しく解説していきます。

  • 心臓の鼓動が強まり、脳の発達が進む
    妊娠6週目に入ると、赤ちゃんの心臓は少しずつ強く鼓動し始めます。これは、赤ちゃんの成長にとってとても大切なステップです。心臓がしっかりと動き出すことで、体中に必要な栄養や酸素が送られ、赤ちゃんが順調に育つための準備が整います。また、この時期には脳の発達も進んでおり、将来の神経系の基盤が作られ始めます。赤ちゃんの体がどんどん複雑になっていくのを感じられる、ワクワクする時期ですね。
  • 顔の特徴(目、耳、鼻)が現れ、腕や脚の芽が見え始める
    妊娠6週目になると、赤ちゃんの顔の特徴が少しずつ現れてきます。目、耳、鼻の位置がだんだんと分かるようになり、顔の形が少しずつ形成されていきます。また、腕や脚の芽も見え始め、将来の手足の位置がわかるようになります。これらの変化はとても小さく、まだまだ微細ですが、赤ちゃんが少しずつ人の形に近づいていることを実感できます。赤ちゃんの成長を感じることができる、とても特別な時期です。

妊娠6週目に気をつけること・過ごし方

妊娠6週目になると、ママの体にはさらにさまざまな変化が現れてきます。つわりが本格化し、吐き気や疲れやすさを感じることが多くなるかもしれません。また、赤ちゃんの心臓が強く鼓動し始め、エコーで心拍を確認できることもあります。新しい命を宿している喜びと共に、不安や疑問も一層増えてくる時期ですよね。ここでは、そんな妊娠6週目に気をつけるべきポイントについて、詳しく解説します。

  • つわり対策: 小分けにして食事を摂る、炭酸飲料や氷をなめるなどの対策を試す
    妊娠6週目になると、つわりを感じ始めることが多くなります。気持ちが悪くなったり、食べ物のにおいが気になったりすることがよくありますが、少しでも楽になるためにできることがあります。例えば、食事を小分けにして少しずつ食べると、胃が落ち着くことがあります。また、炭酸飲料をちょっと飲んだり、氷をなめたりすると気分がすっきりすることもあります。自分に合った方法を見つけて、少しでも快適に過ごせるように工夫してみてくださいね。

妊娠6週目にすべきこと

次は、妊娠6目にしておきたいポイントを一緒に確認していきましょう!

  • 初回妊婦健診
    妊娠6週目に入ったら、初めての妊婦健診を受けるタイミングです。この健診では、赤ちゃんの成長具合や妊娠の進行状況を確認します。超音波検査で赤ちゃんの心拍を確認したり、血液検査を行ってお母さんの健康状態をチェックしたりします。初回健診は、妊娠中の健康管理を始める大切なステップですので、早めに予約をして受診しましょう。不安なことがあれば、遠慮せずに医師に相談してくださいね。
  • 母子手帳の受け取り
    妊娠が確認されたら、市区町村の役所で母子手帳を受け取りましょう。母子手帳は、妊娠中から出産、そして赤ちゃんの成長に関する大切な記録を残すための手帳です。この手帳があれば、妊婦健診の際に必要な情報を記録できるほか、医療機関での診察時にも役立ちます。また、妊婦健診の補助を受けるためにも必要なものなので、早めに受け取ることをおすすめします。母子手帳を手に入れると、これからの妊娠生活がより安心でスムーズになりますよ。
  • 健康保険に関する書類の提出
    妊娠中の医療費や出産費用をカバーするために、健康保険に関する書類の確認と提出が必要です。例えば、出産育児一時金の申請や、医療費の一部負担金についての書類などが考えられます。これらの手続きを早めに進めておくと、いざというときに安心です。書類に不明な点があれば、勤務先の人事部や市区町村の窓口に問い合わせて、必要な手続きをしっかりと進めてくださいね。

妊娠6週のよくある質問

妊娠6週目は、体と心の変化が多く、ママたちが疑問を感じやすい時期です。この記事では、妊娠6週目に特によくある質問について、わかりやすく解説します。心拍の確認時期など多くの疑問にお答えします。安心して妊娠生活を送れるよう、ぜひ参考にしてくださいね。

妊娠6週で心拍確認できない確率は?

妊娠6週目で心拍が確認できない場合もありますが、これは珍しいことではありません。赤ちゃんの成長スピードには個人差があり、心拍が確認できるのはもう少し後になることもあります。約半数の妊婦さんは6週目に心拍を確認できますが、7〜8週目に確認されることも多いです。心配せずに、次の健診を待ちましょう。何か不安なことがあれば、遠慮なく相談してくださいね。

妊娠6週で茶おりが出た..!これって大丈夫?

妊娠6週目に茶おりが出ることは、よくあることです。茶おりは古い血が少し混じったおりもので、多くの場合は心配いりません。しかし、出血が続いたり、腹痛を伴う場合は、すぐに医師に相談してください。妊娠初期は体が大きく変化する時期なので、何か異変を感じたら遠慮せずに相談することが大切です。

妊娠6週なのにつわりがない

妊娠6週目でつわりがないことは、特に心配しなくても大丈夫ですよ。つわりの有無や強さは個人差が大きく、全くない方もたくさんいます。つわりがないからといって、赤ちゃんの成長に問題があるわけではありません。むしろ、つわりがないことで快適に過ごせることを前向きに考えてください。不安なことがあれば、いつでも助産師や医師に相談してくださいね。安心して妊娠生活を楽しんでください。

妊娠6週目は赤ちゃんの成長を実感し始める特別な時期です。体調の変化や不安も多いかと思いますが、一つひとつの変化が赤ちゃんの成長の証です。無理をせず、ゆったりとした気持ちで過ごしてくださいね。何か不安なことがあれば、いつでも相談してください。あなたと赤ちゃんが健やかに過ごせるよう、心から応援しています。これからも一緒に頑張りましょう。

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