【現役助産師解説】妊娠9週の妊婦の症状・体の変化・赤ちゃんの成長

妊娠早見表

妊娠9週の大切なポイントをまとめました!内容は本文で詳しく解説していきますね。

何ヶ月に相当?妊娠3ヶ月
妊婦健診の頻度妊娠4週間に1回
妊婦健診の内容尿の検査血圧測定
体重測定膣エコー
赤ちゃんの大きささくらんぼくらいの大きさ
身長:約2.3cm
赤ちゃんの成長・主要な器官がすべて形成され、心臓の4つの部屋が完全に形成
・目は閉じたまま
・瞼が形成され始める
体に起こる症状胸の張り 倦怠感 つわり 頻尿 めまい 頭痛 便秘
注意すること・体重管理: 急激な体重増加や減少を避け、適切な体重管理を行う
・感染症予防: 風疹やインフルエンザなどの感染症を予防するため、予防接種や手洗い、うがいを徹底する
ToDoリスト・妊娠に伴う生活の見直し(無理な運動や重労働の回避)
・両親学級の予約

総監修:加賀みなみ 現役助産師
資格:助産師国家資格・看護師国家資格・受胎調節実施指導員・新生児蘇生法A・桶谷式乳房管理法・BSケア
大学病院・クリニック・母乳育児相談室で1万人以上のママ・赤ちゃんのケアに関わる

妊娠9週目に入りましたね。この時期は赤ちゃんの成長が一段と進み、ママの体にも変化が現れ始める時期です。つわりがまだ続いている方も多いかもしれませんが、少しずつ赤ちゃんの存在を実感できる瞬間が増えてくる頃です。ここでは、妊娠9週目に見られる体の変化や赤ちゃんの成長について解説します。安心して妊娠生活を送るためのポイントをお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。

妊娠9週目で知っておきたいこと

ここからは、妊娠月数の数え方や妊婦健診の頻度、妊娠9週目に行われる検査など、重要な情報を詳しくご紹介します。安心して妊娠生活を送るために、ぜひ参考にしてください。

妊娠9週は何ヶ月?

妊娠9週目は妊娠3ヶ月の初めにあたります。妊娠の週数は、最後の月経の開始日を基準に数えるため、実際の妊娠期間と少しずれがありますが、一般的には妊娠3ヶ月に入ったばかりの時期です。

妊婦健診の頻度

妊娠9週の妊婦健診は「4週間に1回」のペースで行われます。

妊娠9週に行う検査

検査内容検査をする目的正常値
尿の検査尿中にたんぱくや糖が出ていないかをみるためどちらも陰性
血圧測定血圧の変動を確認するため140/90mmHg未満
体重測定体重の推移を記録するため週に300〜500g

膣エコー
妊娠9週目になると、赤ちゃんの成長がさらに進み、膣エコーで確認できることも増えてきます。エコーを通じて、赤ちゃんの元気な様子を目で確認できるのは、ママにとっても嬉しい瞬間ですよね。ここでは、妊娠9週目の膣エコーで確認できることについてお話しします。

  • 赤ちゃんの心拍
    妊娠9週目には、赤ちゃんの心拍がしっかりと確認できるようになります。心拍が見えることで、赤ちゃんが順調に成長していることを確認できます。エコー画面に映る小さな鼓動を見ると、赤ちゃんが頑張って成長していることが実感できて、安心しますよね。
  • 赤ちゃんの大きさと成長具合
    この時期の赤ちゃんは、頭からお尻までの長さ(CRL)が大きくなってきます。エコーでは、この長さを測ることで、赤ちゃんの成長が順調かどうかを確認します。妊娠9週目の赤ちゃんは約2〜3センチほどの大きさですが、日に日に成長しています。
  • 手足の発達
    妊娠9週目には、赤ちゃんの手足が少しずつ形になってきているのがエコーで確認できることがあります。まだ小さくて可愛らしいですが、少しずつ人間らしい姿になってきているのを感じることができますよ。
  • 胎嚢と卵黄嚢
    赤ちゃんが入っている胎嚢や、赤ちゃんの栄養を補う卵黄嚢も確認されます。胎嚢がしっかりと子宮内にあること、卵黄嚢が正常に見えることも、赤ちゃんが順調に育っているサインです。

妊娠9週目のママの症状

妊娠9週目によく起こる症状としては、胸の張り 倦怠感 つわり 頻尿 めまい 頭痛 便秘 があります。

該当する症状があれば、タップして対処方法をチェックしてみてくださいね。

妊娠9週目の赤ちゃんの成長・発達

次に、気になる赤ちゃんの成長と発達について詳しく見ていきましょう!

赤ちゃんの大きさ

妊娠9週目の赤ちゃんはまだとても小さく、身長は約2.3cm程度です。
食べ物に例えると「さくらんぼ」くらいの大きさです。

赤ちゃんの発達(エコーで見えるもの)

妊娠9週目に入ると、赤ちゃんの成長がますます進み、姿も少しずつ人間らしくなってきます。この時期は、手足が発達し、内臓や骨格も形成される大切な時期です。赤ちゃんがどんな風に成長しているのかを知ることで、ますます愛おしさが増してきますよね。

ここでは、妊娠9週目の赤ちゃんの発達について、わかりやすく解説します。

  • 主要な器官がすべて形成され、心臓の4つの部屋が完全に形成
    妊娠9週目になると、赤ちゃんの主要な器官がすべて形成され、心臓も4つの部屋がしっかりと作られます。これにより、赤ちゃんの心臓は全身に血液を送り出す準備が整い、ますます成長していく準備ができたということです。まだ体は小さいですが、この時期に重要な器官が揃い、これからさらに大きく成長していく段階に入りました。とても大切なステップを順調に乗り越えて、赤ちゃんはしっかりと成長していますよ。
  • 目は閉じたまま
    この時期の赤ちゃんの目はまだ閉じたままです。目自体はすでに形成されていますが、目を開くのはもう少し先のことになります。赤ちゃんはお腹の中で、目を閉じたまま、周りの世界を見られるようになる準備を続けています。今は、静かに成長を続けている大切な時期です。
  • 瞼が形成され始める
    妊娠9週目には、赤ちゃんの瞼も形成され始めます。瞼は目を守るために必要な部分で、これから少しずつしっかりとした形に整っていきます。瞼が完成すると、赤ちゃんは光から目を守りながら、お腹の中で成長を続けることができます。

妊娠9週に気をつけること・過ごし方

ここからは妊娠9週に気をつけることを確認していきましょう。

  • 体重管理: 急激な体重増加や減少を避け、適切な体重管理を行う
    妊娠9週目になると、体重管理がさらにたい説になってきます。妊娠中に体重が増えるのは自然なことですが、急に増えたり、逆に減ったりすると、ママや赤ちゃんの健康に影響が出ることがあります。無理なく健康的に体重を管理するためには、バランスの取れた食事適度な運動を心がけることが大切です。毎日体重をチェックし、適切な範囲での体重増加を意識することで、安心してこれからの妊娠生活を過ごすことができますよ。
  • 感染症予防: 風疹やインフルエンザなどの感染症を予防するため、予防接種や手洗い、うがいを徹底する
    妊娠中は、風疹やインフルエンザなどの感染症からママと赤ちゃんを守ることがとても大切です。感染症にかかると、赤ちゃんの健康に影響が出ることもあるため、しっかりと予防していきましょう。こまめな手洗いやうがいを習慣にすることで、感染症のリスクを減らすことができます。また、混雑した場所への外出を控えることも効果的です。しっかりと感染症予防をすることで、安心して妊娠生活を送ることができますよ。

妊娠9週目にすべきこと

次は、妊娠9週目にしておきたいポイントを一緒に確認していきましょう!

  • 妊娠に伴う生活の見直し(無理な運動や重労働の回避)
    妊娠9週目に入ったら、これまでの生活習慣を少し見直すことが大切です。特に、無理な運動や重い荷物を持つような重労働は避けるようにしましょう。妊娠中は体がとてもデリケートな状態なので、過度な負担をかけるとママや赤ちゃんの健康に影響が出ることがあります。軽い運動や、無理のない範囲でできる家事を心がけ、疲れたら無理せず休むことが大切です。自分の体調と相談しながら、安心して妊娠生活を過ごせるようにしましょう。
  • 両親学級の予約
    妊娠9週目は、両親学級の予約を始めるのにちょうど良い時期です。両親学級では、出産や育児に関する知識を学ぶことができ、これからの準備にとても役立ちます。パートナーと一緒に参加することで、出産についての理解が深まり、心の準備を進めることができます。また、同じ時期に出産を控えた他のママたちと交流できるチャンスもあります。早めに予約をして、安心して出産に臨めるよう準備を整えておきましょう。

妊娠9週目は、赤ちゃんの成長が著しく、ママの体にもさまざまな変化が現れる時期です。不安や心配があるかもしれませんが、一歩一歩ゆっくりと進んでいきましょう。これからも大切な時間を過ごしていくために、無理をせず、自分のペースで過ごしてくださいね。どんな時でも、あなたのそばでサポートしていますので、安心して妊娠生活を楽しんでください。これからも一緒に赤ちゃんの成長を見守りながら、素敵な日々を過ごしていきましょう。

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